闇金を利用すると銀行口座が凍結される!?解除方法や防止策はある?
給料の振込先や公共料金などの支払いなど、銀行口座はなくてはならないものです。
しかし、闇金を利用すると、自分の銀行口座が凍結されるリスクがあります!
どんなにお金に困っていても、闇金には手を出すべきではありません!
今回は闇金と銀行口座の関係や、口座凍結を解除する方法や防止策について解説していきます。
- 闇金を利用すると銀行口座が凍結される?
- 銀行口座が凍結される理由は?
- 銀行口座を凍結される人の特徴
- 銀行口座が凍結されるとどうなる?
- ヤミ金を利用して銀行口座が凍結されたときの解除方法は?
- 闇金のトラブルが発生したときの司法書士・弁護士の選び方
- 銀行口座が凍結される防止策はある?
- まとめ
闇金を利用すると銀行口座が凍結される?
闇金から振込を受けた預金口座は、反社会的勢力と関係する口座として認識され、凍結されてしまう可能性があります。
実際、闇金からお金を借りただけで口座を凍結された人はいるので、油断は禁物です。
闇金からお金を借りることには、このようなリスクがあることも認識しておかなければなりません。
銀行口座が凍結される理由は?
闇金被害の場合は被害にあっているのは自分なのに、なぜ自分の口座が凍結されてしまうのでしょうか?
実は、自分の知らないところで、ヤミ金が口座の不正利用をしている可能性があるのです。
その不正利用というのは「客振り」という手口です。
「客振り」という手口が原因
「客振り」とは、闇金の利用者にお金を貸すときに、闇金が所有している口座から直接お金を振り込むのではなく、他の被害者の口座からお金を振り込ませる手口のことです。
客振りに巻き込まれると、他の利用者の返済金が自分が借り入れをしたお金となります。
他の利用者からしてみれば、自分の口座は闇金の口座と思われてしまうわけです。
そして、他の利用者が闇金被害を警察や弁護士に相談すると、自分の口座が「犯罪利用口座」として認識され、凍結されてしまいます。
闇金は自分たちが捕まらないようにするために、このような手口を使うのです。
返済に使用する振込先をコントロールすれば、罪を他人になすりつけることができ、自分たちは通常通り営業を行える、というわけです。
闇金と関わると犯罪者になることもある
闇金から借りたお金の返済ができなくなると、闇金は電話連絡やメール送付などを駆使して、取立てを行い、精神的に追い詰めていきます。
最終的には、銀行口座の譲渡や違法薬物の運び屋、オレオレ詐欺などの受け子などの犯罪行為に加担することと引き替えに完済扱いになる場合が多いです。
また、闇金に銀行口座を売却してしまうと、その口座は振り込め詐欺や暴力団のマネーロンダリング(資金洗浄)に利用されることもあります。
自分の銀行口座を他人へ売却したり譲渡したりすることは法律で禁止されています。
「自分は絶対に犯罪に手を染めない」と思っていても、連日闇金から厳しい取り立てをされて精神的に追い込まれていると、正常な判断ができなくなるものです。
闇金を利用することには、さまざまな危険が潜んでいることを覚えておきましょう。
銀行口座を凍結される人の特徴
以下のいずれかの条件に当てはまる人は、今後銀行口座を凍結される可能性が高いので注意が必要です。
ヤミ金との取引に使った
闇金とのお金のやりとりで銀行口座で行っている人は、口座凍結の可能性が高くなります。
過去に闇金と取引したことがある
現在はヤミ金との取引がなくても、過去に闇金からお金を借りたことがあるという人も、口座の凍結をされる可能性があります。
一度でも取引の履歴が残ってしまえば、凍結の対象となるので注意が必要です。
完済したからOK、ということではないのです。
押し貸し被害に遭った
押し貸し被害に遭うということは、すでに自分の口座情報が漏れているということです。
情報が漏れた原因は過去に利用した闇金かもしれないし、別のルートかもしれません。
銀行口座が凍結されるとどうなる?
銀行口座が凍結されると、不便な生活を強いられます。
凍結された口座が一切利用できなくなる
犯罪利用口座として凍結された口座は一切利用できません。
凍結された口座をそのまま放っておくと、警察に闇金の共犯者と疑われてしまう可能性があります。
場合によっては共犯者として「取り調べ」が行われることも...。
面倒なトラブルに巻き込まれないためにも、凍結口座の放置はおすすめできません。
早めの対処が必要です。
預金を引き出すことができない
銀行口座が凍結されてしまうと、銀行の窓口やATMから現金を引き出すこともできません。
もちろん、他の口座へ振り込むこともできません。
公共料金やクレジットカード代金の口座振替もできなくなるので、今後の支払いを延滞することになってしまいます。
凍結された口座が給与の振込口座だと、給料も受け取ることができなくなってしまいます。
預金はすべて諦めざるを得ません。
預金を引き出せないだけでなく、早めに手続きをしないと、一定期間経過後に犯罪被害者に預金が分配されてしまうので要注意!
自分が闇金の加害者ではないとしても、凍結された口座をそのままにしておくと、口座名義人として返済要求をすることができなくなってしまい、犯罪被害者の救済として預金も使われてしまうことになります。
自分の口座が凍結されたことに気づいたら、犯罪利用口座ではないことを早めに届け出なければなりません。
同一名義口座も凍結される
同一名義の口座は全て凍結となる可能性もあります。
「他行の口座が残っているから大丈夫」という甘い考えは危険!
しかるべき処置を行わなければ、すべての銀行から預金を下ろせなくなり、銀行口座を持たない大変不便な生活を強いられることになります。
そうなったら死活問題です。
給料の振込もできなくなるので、会社にも口座凍結となってしまった事情を説明しなければなりません。
新規口座の開設ができない
「口座が使えなくなっても、また新しく開設すればいい」と思うかもしれませんが、新規口座の開設もできません。
口座凍結となってしまった銀行はもちろん、どの銀行でも新規開設を断られてしまいます。
銀行口座が持てないということは、口座引き落としができないだけでなく、クレジットカードやデビットカードといったカード決済にも影響します。
キャッシュレス化が進む現代では、口座凍結されると非常に困ることになってしまうでしょう。
逮捕される可能性も...
口座が凍結されたときに早く対応しないと逮捕される可能性もあります。
通常、銀行口座が凍結されるのは、名義人が死亡した場合や、遺産相続などの理由が一般的です。
つまり、生きている人に適用されることはありません。
あるとしたら犯罪が絡んでいるケースです。
銀行口座が凍結されるということは、闇金の犯罪に加担していると見られているため、最悪の場合、逮捕にいたることもあります。
そのままにしておかずに、すぐに対処しましょう。
ヤミ金を利用して銀行口座が凍結されたときの解除方法は?
銀行口座が凍結されたことに気づいたら、一刻も早く対処する必要があります。
銀行だけでは解除できない
凍結された口座のある銀行に相談しても、凍結された口座を解除してもらうことはできません。
銀行は警察から来た凍結の依頼に応じているだけなので、銀行では凍結解除の判断をすることはできないのです。
凍結された銀行口座を解除する方法は「警察」と「法律の専門家」の2つあります。
警察に相談して解除してもらう
闇金からお金を借りただけだということを警察に正直に話して、疑いが晴れれば、凍結を解除してもらうことができます。
警察に通帳とキャシュカードをもっていき、しっかりと説明して身の潔白を訴えましょう。
変に隠し事をすると疑われてしまうので、闇金との取引経過を包み隠さずに話すことが大事です。
ただし、日常的に借金を繰り返したり、闇金と取引したりした実績がある場合は、警察も簡単に口座凍結を解除をしてくれません。
捜査中とか犯罪に利用される恐れがある場合は、警察に相談しても長期間凍結されたままの場合もあります。
自分が被害者であっても、完璧に近い形で警察に証明しなければ、凍結解除は難しいのが現実です。
その場合は別の方法で凍結を解除する必要があります。
司法書士や弁護士に相談して解除してもらう
警察に行っても凍結解除してもらえなかった場合は、闇金問題に詳しい弁護士や司法書士に凍結の解除を依頼しましょう。
闇金問題に詳しい法律の専門家であれば、日常的な業務として凍結の解除申請依頼を行っているので、問題をスムーズに解決できます。
弁護士が交渉しても口座凍結を解除しないのなら、警察や銀行に損害賠償請求や慰謝料請求の訴えをおこすことも可能です。
さらに、闇金トラブルについて相談すれば、取り立てなどの闇金問題全般の解決を依頼できます。
闇金業者は反社会勢力なので、素人が一人で問題を解決するのは困難です。
困ったときはひとりで抱え込まずに、専門家に相談しましょう。
一人で解除するのは不可能
口座が凍結されたということは、自分の口座が犯罪に関わった口座として警察に認識されているということです。
銀行だけでなく警察も絡んでくる大きな問題なので、一人で解決することは不可能です。
口座の解凍は手続きは法律の専門家にとっても難しい問題です。
ましてや素人が解決できるわけがありません。
口座が凍結されたままだと不便な日常を送ることになるので、早急に弁護士や司法書士に相談しましょう。
闇金のトラブルが発生したときの司法書士・弁護士の選び方
弁護士や司法書士であれば誰に依頼しても同じというわけではありません。
弁護士や司法書士にはそれぞれ専門分野があるため、専門外の依頼だと断られる可能性があります。
特に闇金に関する事案は通常の弁護士や司法書士では扱っていないため、相談すら受け付けてくれないケースも珍しくありません。
そのため、弁護士や司法書士は慎重に選ぶ必要があります。
闇金に強い弁護士・司法書士を選ぶ
口座凍結などの案件はかなり手間がかかる作業なので、闇金に強い事務所を選ぶことが大事!
日頃から闇金相手に対応している弁護士・司法書士は経験も豊富です。
警察との連携が取りやすく、トラブルも即日解決できます。
闇金業者が名前を聞いただけですぐに手を引くこともあるので、必ず闇金に強い弁護士・司法書士に相談するようにしましょう。
無料相談を利用する
弁護士・司法書士と聞くと「お金がかかりそう」と思うかもしれませんが、最近はどの事務所も初回無料で相談を受け付けています。
電話やメールで相談できるので、わざわざ事務所まで出向く必要はありません。
契約した場合の費用の相場としては、司法書士3万円〜4万円、弁護士4万〜5万円です。
後払いや分割払いにも対応できることも多くあるので、まとまった費用をすぐに払うのは厳しい方も安心!
そもそも闇金と取り引きしてしまう人は、お金に困っている方が多いので、専門家も費用の支払いについては柔軟に対応してくれます。
費用面を気にして専門家に相談せずにいても、事態は悪くなる一方です。
被害が少ないうちに早めに相談して、闇金トラブルを解決しましょう。
銀行口座が凍結される防止策はある?
闇金から振込を受けた口座は、速やかに解約することをおすすめします。
わざわざ解約するのは面倒ですが、口座を凍結されてしまうと、事態はもっと面倒なことになります。
闇金からの「押し貸し」などのトラブルに巻き込まれる可能性もあるので危険です。
そうなる前に、先手を打って口座を解約してしまいましょう。
銀行口座を解除し、ヤミ金と完全に手を切ってしまえば、トラブルに巻き込まれるリスクもありません。
まとめ
闇金に銀行口座を教えるのは大変危険です。
口座が凍結されると日常的に不便なだけではなく、闇金の仲間と警察に思われてしまう可能性もあります。
口座の凍結に気づいたら、そのまま放置せずに、警察や法律の専門家に凍結解除の依頼を行いましょう。
まだ口座を凍結されていない人でも、過去に闇金に教えた銀行口座は、解約するのが無難です。
闇金トラブルに悩んでいる人は、闇金問題に詳しい弁護士や司法書士に相談を!
口座凍結解除の手続きだけではなく、闇金の取り立てや嫌がらせをストップさせることができます。
闇金絡みのトラブルを解決して、安定した生活を取り戻しましょう。
闇金の対応で評価が高いのは「平柳司法書士事務所」ですね!
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