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スカイカーシェアが倒産!?投資詐欺トラブルの実態を解説!

2020年11月20日、カーシェアの投資トラブル問題が話題となっていた「スカイカーシェア」が東京地裁へ破産申請を申請しました。

 

事実上の倒産です。

 

スカイカーシェアが倒産したことで、自身が投資した車の行方が分からなくなっているオーナーが被害者の会を作るなど動き始めています。

 

ここでは、スカイカーシェアの投資詐欺の実態について解説します。

 

 

スカイカーシェアとは?

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スカイカーシェアはサービスの名称で、会社の正式名称は「カーシェアリングサービス SKY CAR SHARE」(本社所在地:東京都豊島区)と言います。

 

この会社は格安で高級車に乗れることをウリにしたカーシェアリングサービスを展開し、投資者を募っていました。

スカイカーシェアの社長

スカイカーシェアを運営していた会社の代表取締役である「藤山 世開」氏は、過去に半グレ集団とトラブルになり、新橋でハンマーを持った二人組の男に襲撃されたこともある、いわくつきの人物です。

 

オレオレ詐欺をやっていたような半グレ連中ともつるみ、携帯電話の名義貸しビジネスも手掛けており、このことがきっかけでトラブルに発展し、半グレが雇った男二人に襲撃されたようです。

 

また、現役の暴力団組員とも親しく交際し、定期的にカネも上納するなど、反社会勢力の影もありました。

 

スカイカーシェア社長の藤山 世開氏は若いころ、消費者金融で働いており、そこで得たローンの知識をフル活用し、さまざまなビジネスを展開。

 

売り上げを付け合うなどして大きく見せて、銀行からもお金を引っ張っていたようです。

 

今回の投資詐欺で被害に遭ったオーナーたちは、SNSで連携を取り合い、警察や弁護士に相談しながら、スカイカーシェアの社長や幹部たちの行方を追っています。

 

カーシェアリングとは?

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カーシェアリングとは、自動車を他人と共有するサービスのことです。

 

時間単位で借りられるようになっており、車を所有したり、レンタカーを借りたりするよりコストが割安であることから、近年高い人気を集めています。

 

家族・友人などの送迎や買い物などのちょっとした用事や、短時間・高頻度で車を使いたいという人にニーズがあります。

 

レンタカーとの違い

レンタカーとカーシェアリングは一見すると同じようなサービスですが、異なる点がいくつかあります。

 

レンタカーは時間単位で借りるのが一般的ですが、カーシェアリングは分単位の利用が可能です。

 

そのため、カーシェアリングのほうがコストも安く、レンタカーより気軽に利用しやすいメリットがあります。

 

カーシェアリングの仕組み

カーシェアリングのサービスを利用するには、最初には車を管理・提供している会社へ会員登録を行うところから始まります。

 

登録が完了すると、車を使いたいタイミングでパソコンや携帯電話から予約を行い、車を借りることができます。

 

予約時間になったら車が置いてあるステーションへ向かい、会員カードや携帯電話などを使って予約した車を解錠。

 

エンジンキーはグローブボックス・ダッシュボードなどの中に入っているので、そこから取り出し、エンジンを始動させて出発します。

 

車を使い終わったら元のステーションへ駐車し、入っていた場所へエンジンキーを戻します。

 

車を降り、解錠した時と同様の会員カードや携帯電話を用いて施錠すれば利用は終了です。

 

スカイカーシェアの投資詐欺トラブルとは?

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スカイカーシェアの投資詐欺トラブルは、最近流行っているカーシェアリングを利用したものでした。

 

投資詐欺の手口

スカイカーシェアは当初、契約後2年が経過した時点で車のローン残債を一括で支払い、買い上げてくれるという話だったといいます。

 

まず、投資者に実車両販売価格の2〜3倍でローンを組ませて、投資者名義(車検証上の使用者名義)で車を購入・登録。

 

個人間カーシェア専門車という形で、スカイカーシェアが運用するという手口でした。

 

会社は買ってもらった高級車をオーナーから借り上げ、格安レンタカー事業で収益をあげて、利益が出たらさらに還元するという話だったそうです。

 

・毎月1万円のお小遣いが貰える

・売上の5%が貰える

・自分の購入した車は通常の格安レンタルよりも更に割引して乗れる

・減価償却で節税にもなる

・新規オーナーを紹介したら10万円もらえる

 

このような特典をオーナーに伝え、投資を募っていました。

 

このビジネスモデルで注目すべきは、オーバーローンを組ませることで莫大な利益を得ていた点です。

 

オーナーに車を1台購入させるだけで、報酬を支払ったとしても、300~500万円の利益が残る計算でした。

 

ユーザーには1日1万円で貸し出していたのですが、その利益よりもオーナーを増やしていくほうが利幅が大きいため、ねずみ講のようにオーナー獲得に精を出していたといいます。

 

投資詐欺の被害者は600人以上

スカイカーシェアの投資詐欺によって、多額のローンを抱える被害にあったオーナーは600人以上。

 

そのほとんどが20~30代の若者です。

 

信用情報がまっさらの若い会社員は、信販のローンが通りやすいため、スカイカーシェアから狙われたのです。

 

そのため、同時に2台購入して1000万円以上のローンを組まされた被害者もいます。

 

また、若者はローン購入や所有が未経験の若者は車の登録や使用に関する法律も十分に理解していないことも多く、カーシェアは新しい話のため、で若い人が陥りやすい。

 

結果として、多くのオーナーが多額のローンの残債を抱えることになってしまったのです。

 

スカイカーシェアが倒産!

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2020年10月8日に、スカイカーシェアは事業停止。

 

オーナーには10月上旬に破産手続きに入るとの連絡が入りました。

 

すでに公式サイトにもアクセスできない状況になっています。

 

支払い遅延と突然の破産の連絡

スカイカーシェアの態度に異変が生じたのは、2020年夏頃。

 

7月までは約定通りにオーナーの口座に入金がありましたが、8月になると突然資金繰りが厳しいため、今月の支払い分を9月に2カ月分支払わせてほしい」と要請があったそうです。

 

その後、9月も支払いが困難との連絡が入り、10月に同社から「現在の事業を継続することは困難」「破産手続きを含めた法的手続きに入る」という内容のメールがオーナーに届いたといいます。

 

このメールが届いた直後から、全国のオーナーがSNSのグループを形成。

 

カーシェア会社に委託した車両は手元になく、SNSには心配するオーナーからの声が相次いでいます。

 

詐欺罪の立証は難しい

今回のスカイカーシェアの投資詐欺の場合、詐欺罪の立証は難しいと言われています。

 

なぜなら、オーナーは自らの意思で車を購入しており、自動車使用業務委託契約書も交わしていたからです。

 

契約書の条項には「破産手続き開始、民事再生手続開始、会社更生手続開始の申し立てがあった場合又は清算手続きに入った場合、契約を直ちに解除する」と明記してありました。

 

この契約書にオーナーはみな署名押印していたのです。

 

スカイカーシェアが悪いとはいえ、相手のことをよく調べもせずに契約してしまったオーナーにも落ち度があるというわけです。

 

集団訴訟は難しい

被害者オーナーの間では、集団訴訟などの動きも出ています。

 

ただし、今回の件は投資案件に登録した600名以上のオーナーそれぞれに事情が異なるため、消費者保護法の適用も困難とされており、弁護団事件として集団的解決に取り組むのは難しいといわれています。

 

同じ被害者であっても、解決方法はそれぞれ違うため、他のオーナーの解決策が別のオーナーにも当てはまるわけではないのです。

 

今回の件でベストな解決法は、まず車両のある場所と状態を確認し、信販会社に相談をした後、借金問題に強い弁護士などに個別に相談することです。

 

車が返却されてもすぐに売却できない

スカイカーシェアの投資詐欺の発覚以降、実は複数の関係者や被害者有志によってシェア車両の返却が各地で始まっています。

 

しかし、自分が購入した車が返却されても、すぐに売却(名義変更)することはできません。

 

これらの車両は所有者がローン会社、使用者が投資者本人となっているため、ローンの返済が終わらない限りは売却も不可能なのです。

 

カーシェア投資の被害に遭ったらどうする?

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投資詐欺の被害に遭う可能性は誰にでもあります。

 

万が一被害に遭ってしまったときのために、正しい対処法を事前に把握しておきましょう。

 

正しい情報を入手する

投資詐欺の被害に遭ったときは、焦ってしまい、誤った判断をしやすくなります。

 

こういうときこそ、冷静な判断が必要です。

 

正しい判断をするには、正しい情報を入手することが大切!

 

デマや他人の言動に惑わされることなく、自分自身で正しい情報を入手して行動しましょう。

 

今回の場合、もともと車の登録や自動車保険に関する正しい知識を持たずに投資してしまった人が多く、そのような人達の間で間違った情報を共有していることも少なくありません。

 

推測で適当なことを言う人もいるので、注意が必要です。

 

素人の意見を聞いて判断するのではなく、保険会社などに相談して判断しましょう。

 

警察に相談する 

警察の中には詐欺犯罪の専門窓口があります。

 

110番ではなく、全国共通の「#9110」という番号にかければ、電話で警察に資産運用の詐欺に関する相談ができます。

 

ただし、警察の仕事はあくまで犯罪者を逮捕することであり、奪われたお金を取り戻すことではありません。

 

お金を取り戻したいなら、法律の専門家の力を借りましょう。

 

公的機関や弁護士・司法書士に相談する 

今回のトラブルのように、詐欺罪の立証や集団訴訟が難しい事件の場合、法テラスや国民生活センターなど無料で相談できる公的機関に相談するか、借金問題に強い弁護士などに個別に相談することがベストな選択です。

 

法律の専門家に相談すれば、詐欺師に対して資金返済や損害賠償の請求ができます。

 

資金を回収したい場合は、司法書士や弁護士に相談しましょう。

 

投資詐欺にひっかからないための対策

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投資話を持ちかけた人や会社を調べる

投資話を持ちかけられたときは、その話を鵜呑みにせず、まずは相手のことや会社について調べてみましょう。

 

会社の存在がない、実態が不明、悪評が目立つ、という場合は、その投資話に乗るべきではありません。

 

詐欺師はいい人を装って投資話を持ちかけてくるため、見かけだけで判断せず、きちんと調査して相手を見極めることが大切です。

 

SNS上の投資話には乗らない

最近はSNS上で投資話を紹介するケースが増えています。

 

「儲かる」「絶対に損しない」といった文言を使い、口座残高などの画像をアップして相手を信用させようとしますが、このようなSNS上の投資話は無視するのが無難です。

 

本当に儲かる話なら、見ず知らずの相手に、しかもSNS上で不特定多数の人に紹介するはずはありません。

 

投資する前に誰かに相談する 

投資詐欺に引っかかりやすい人は、事前に誰にも相談すること無く、詐欺師の言うことを真に受けて自分で決断してしまっているケースが多くあります。

 

おいしい投資話を持ちかけられたときは、その場で即答せず、まずは持ち帰って検討しましょう。

 

家族や友人に相談すれば、客観的に判断してくれます。

 

投資話を聞いた直後は、判断力が鈍って客観的に物事を捉えられないかもしれませんが、少し時間を置いて冷静になって考えれば、投資話がウソくさいことを自分で見抜くこともできます。

 

どんな投資話も即答せず、誰かに相談してから判断することをおすすめします。

 

スカイカーシェアまとめ

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投資したからといって、必ず儲かる保証はありません。

 

今回のように、投資詐欺を行う悪質な業者も存在します。

 

投資はリスクを考えた上で行うのが基本。

 

リスクを負ってまで全財産を投資してしまうのは大変危険です。

 

万が一、投資詐欺の被害に遭ったときは、借金問題に強い司法書士や弁護士に相談しましょう。

 

専門家からアドバイスをもらい、適切に対処することで、被害の拡大を防ぐことができます。

 

今回のスカイカーシェアの投資詐欺を教訓にして、くれぐれも甘い話には気をつけましょう。

 

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