「個人再生をするとマイカーが没収されるのでは？」
と考えている人も多いのではないでしょうか。
「借金は減らしたいけど、車が没収されるのは避けたい！」
という方のために、個人再生をするときの車の対処法について解説していきます。
個人再生をすると車のローンはどうなる？
個人再生によって車が没収されるかどうかは、ローン契約をしているかどうかによって異なります。
ローン完済済みであれば車の没収なし
すでに車のローンを完済しているのであれば、個人再生をしても車が没収されることはありません。
個人再生は財産を処分せずに借金を減額できる制度なので、車や住宅を所持したまま手続きを進めることができます。
ローン返済が残っていると車は没収される
ローン返済中の車の所有権はローン会社や信販会社にあるため、個人再生をすると車は引き上げられてしまいます。
個人再生をするとカーリース契約はどうなる？
カーリースとは、毎月定額のリース料金を支払うことで、自動車を所有できる契約のことです。
車を購入する場合と異なり、カーリースなら初期費用や税金の支払いを抑えられるメリットがあります。
個人再生をするとリース車を手放す必要がある
リース契約の支払い途中で個人再生をする場合、未払い分のリース料金は個人再生の対象となるため、リース車の返却を求められることになります。
仕事でどうしてもリース車が必要という場合は、リース車を手元に残すことができます。
ただし、手元に残す場合は、リース料金を一括で裁判所に支払わなければなりません。
個人再生をするとカーリース契約ができなくなる
カーリース契約をするときは、ブラックリストに載っていないかどうか審査をするため、個人再生をすると新たな契約を断られてしまいます。
個人再生後にカーリース契約をする方法
個人再生をしてもカーリースを利用したい！というときの対処法をご紹介します。
5年経つまで待つ
ブラックリストに載っている間は、新たなリース契約を結ぶことができません。
個人再生から5年が経過すると、ブラックリストから削除されるので、それを待って申し込めば、問題なく契約をすることができます。
審査のゆるいカーリース契約を選ぶ
ブラックリストから削除されるまで待てない！という場合は、審査のゆるいカーリース、もしくは審査自体がないカーリースを利用しましょう。
ただし、審査のゆるいカーリースは頭金が必要となるので、事前確認が必要です。
個人再生をするときは専門家にアドバイスをもらおう
個人再生をすると、ローン返済中の車が没収されたり、カーリース契約が解約されたりするなどのデメリットが生じます。
車のことが気がかりで個人再生に踏み出せない人は、弁護士や司法書士などの専門家に相談してみましょう。
損をしないためにも、専門家にアドバイスをもらって手続きを進めてみてください。
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